〜宅配ボックスと無人ストアの“二刀流”により、満室経営にも寄与〜
AIとマーケティングの力でサステナブルなサプライチェーンの実現を目指す株式会社NiceEze(本社:東京都港区虎ノ門、代表取締役:松浦学)は、「物流の2024年問題」の解決を目的に、“宅配便の再配達ゼロ化”を実現する日本初※1の販売機能を併設した“変形式”AI宅配ボックス「スマロビ」を2024年6月17日に正式ローンチいたしました。 「スマロビ」は、あらゆる大きさの荷物を24時間いつでも預入・受取可能とするサイズ変形式AI宅配ボックス「スマロビAIラック」と、日用品を冷蔵にて販売するAI無人ストア「スマロビAIストア」により構成される、マンションの住み心地にイノベーションを起こす新しいサービスです。
2024年4月1日より、トラック運転手の時間外労働時間の上限規制が開始し、輸送能力の不足やコスト増などから、現在「物流の2024年問題」が大きな社会課題となっています。そのなかでも、宅配便の再配達については、昨年6月の内閣官房による関係閣僚会議で2024年度に再配達率6%を目指すことが盛り込まれ、政府が宅配ボックス設置費用の補助金や、「置き配」サービスへのポイント付与といった支援を発表しています。一方で、依然として再配達率は都市部(12.1%)ほど高く※2、横ばいが続いており、長年運送ドライバーの大きな負担となっているのが現状です。
そうした背景を受け、 NiceEzeはこの度、 2024年5月より勝どきエリアのマンション「プラザ勝どき」にて実施していた1ヶ月間の実証実験を経て、「スマロビ」を正式ローンチいたしました。
「スマロビ」は、これまで宅配ボックス普及の壁となっていた導入・運用コストを最大約8割削減し、初期導入費無料・月額10,000円〜20,000円の運用費でのサービス提供を実現。また、「スマロビAIラック」はサイズを自在に変形することができることから、従来の宅配ボックスに比べ設置面積を変えずに平均2倍以上の宅配物を格納することができます。そして、専用の荷捌き所でヤマト運輸、佐川急便、SBS即配といった各宅配事業者からマンションに届く宅配物を一括で受け取るため、“宅配便の再配達ゼロ化”を実現します。
さらに、宅配ボックスとしての機能に加え、食品や日用品を24時間いつでも購入することができる“無人ストア”としての機能「スマロビAIストア」も併設。マンション住人の満足度向上による「満室経営」にも寄与します。
NiceEzeでは、不動産・物流の両業界において、宅配事業者の再配達問題解決、再配達ゼロによるエネルギー消費や環境負荷の削減、マンション住人の満足度向上、マンション経営者の満室経営への寄与と、“四方よし”の新たなソリューションとして「スマロビ」を提供します。
※1:2024年5月 NiceEze調べ。「変形式、かつ、販売(無人ストア)の機能が併設されている点」において日本初。
※2:国土交通省「令和5年10月 宅配便再配達実態調査」